Who's The Man

第25回UBEビエンナーレ出品作品(山口県宇部市)


制 作2013年

素 材:植物、御影石、人工土壌、ステンレス
サイズ:H400×W250×D250cm  2500kg


人間の歴史は自然との戦いの歴史である

人間が自然を征服しようとしたとき自然は元の世界に戻そうと大きな力を現す

それが自然の摂理である

この作品は葛藤の中で生き続ける人間の姿を表現している

我々をとりまく現代の環境問題について、エコロジーや自然保護という言葉を使われるようになり久しいが、その問題を人間中心主義の観点から解決しようとしていることに疑問を持つ。そもそも、自然と人間の力は対等ではなく、圧倒的に自然の力が大きい。それを、人間が制御する力を得て、自然を破壊しながら築きあげたものが現代社会である。その大前提を棚にあげて、都市の中で自然保護を訴えるのは滑稽である。私は環境の研究家でも保護団体の一員でもない立場から、アートを通じてその滑稽な人間の姿や存在を問う。